CASE 108
浦和区の二世帯住宅設計:荒川圭史/インテリア:箕浦由里子/竣工:2011年4月
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住宅部門で2011年度グッドデザイン賞受賞

ヘーベルハウスはロングライフ住宅
ロングライフ住宅を宣言しているヘーベルハウスは耐震、耐火性能に優れ、耐久性、断熱性、遮音性といった基本性能も高いレベルで設計されています。60年にわたるロングライフプログラムを持ち、永く快適、安全に安心して住むことが出来る住宅です。ただ、長く快適に住み続けるためには、邸別のデザインの力が必要です。

光・熱・風をデザインする
普段お客さまと話をしていても、南面信仰は絶対的であり、街では光の入らない南向きの窓や、軒のない大きな南向きの開口もよく見かけます。光や熱を適切に取り込み、快適な環境をつくるデザインが出来ている住宅は少ない気がします。
この住宅では、内部を吹き抜けとしたLハットと呼ぶ屋根を北向きに架け、南には深い軒を設け、熱の入りにくい北面からの天空光をベースに、その季節に適切な光と熱の取得をコントロールしています。こうすることで室内の明るさのレンジも広がり、夜は間接照明を用いることで、昼夜を問わず豊かな空間を作り出しています。吹き抜けを介し南北の風の流れも生み出しています。
実際にこれだけ気積があっても、冷房の効きはとても良く、酷暑の中でも快適な生活を送ることが出来ます。さらに6寸勾配の屋根に南向きに設けた太陽光発電パネルの発電効率はかなり良く、5台のエアコンを同時使用できるくらいの発電をしています。




環境とのいい関係を作り出す
都市においては周囲の住宅の建ち方そのものが環境であり、恒久的なものではないとしても、家と家の間を読んで計画することは必要です。家が出来あがると今度はその家自体が環境になり少しずつ街が新陳代謝していきます。1階の主空間は隣地の抜けの大きい部分に南面させ、東側隣家の大きなサクラも意識した計画にしています。サクラを見ながら入浴もできます。北向きの道路面にはもともと南の庭に植えてあったハナミズキをシンボルとして移植しています。

プログラム
1階が親世帯、2階が子世帯家族の二世帯住宅ですが、そのほかに6匹のミニチュアダックスが一緒に生活しており、床はタイル仕上げとし、ワンちゃんのための動線も同時に計画しています。
